2022年度 秋季人権週間プログラム「しょうがいしゃ差別を〈語り〉なおす」(「立教大学ヒューマン?ディグニティ宣言」コラボレーション企画)
INFORMATION
本学では2021年4月に「立教大学ヒューマン?ディグニティ宣言」を公表し、本学のすべての学生?教員?職員が協働して「人間の尊厳」を大切にする働きに具体的に取り組むことを最重要課題とした。そこで今回のプログラムでは、しょうがいしゃに対する差別を取り上げる。
日本では2016年に障害者差別解消法が施行され、しょうがいしゃが生きていくための社会資源は整えられつつあるようにも見える。
しかし、一方でそうした努力を根底から否定するような事件が起き、しょうがいしゃが日々の暮らしに不安を覚えるような空気が漂っている。
戦後、しょうがいしゃは差別を乗り越えるために社会に対してさまざまな異議申し立てを行ってきた。本講演では、当事者たちによる反差別運動の歴史と理念を振り返り、「さまざまな人々が共に生きる社会」の在り方について考える。その際、特に「ことば」という面から、差別の問題を捉えなおすことを試みる。